軽貨物の売上は件数で増える?都心で件数が伸びない原因の切り分け方と対策
件数が伸びない原因は、配達の速さではないことが多いものです。都市部では移動と駐車に時間が消えているため、どこで何分使っているかを測るのが先になります。測らずに努力を重ねると、配達の動作を速める方向へ力が向かいます。ところが、そこはもともと短い工程です。名古屋市内で細かく回る働き方では、止める場所を探す時間と区をまたぐ移動が一日のなかで積み上がります。走っている時間より、探している時間と待っている時間のほうが長い日もあります。この記事では、一日の時間を工程ごとに分ける方法、移動と駐車に消える時間の測り方、そして件数を増やす前に削る工程を順に整理します。収入を考えるなら、単価より時間の使い方から入ってください。
【この記事のポイント】
軽貨物の売上は、単価と件数の掛け算で決まります。だから件数を増やしたくなるのは自然なことです。ただ、一日の時間が決まっているなら、件数は一件あたりの時間で上限が決まります。そして一件あたりの時間の中身は、配達の動作だけではありません。移動、止める場所の確保、徒歩、受付と受け渡し、記録という工程の合計です。都市部ではこのうち移動と駐車の比重が大きくなります。だから改善するなら、その工程に手を入れます。順路を通れる方向で組み直す、歩いて回れる範囲をまとめる、行き先ごとの駐車情報を蓄える。これらは一日の件数に直接効きます。測ることから始めてください。
この記事の結論
- 件数の上限は一件あたりの時間で決まります。配達の動作より移動と駐車の工程が長くなりがちです。
- 工程ごとに時間を記録する。どこに消えているかが分かるまでは打つ手も決まりません。
- 件数を増やす前に削る工程を探す。順路と止め方の見直しが都市部では最も効きやすい部分です。
一日の時間を工程ごとに分けて見る
改善の出発点は、現状を分けて見ることです。全体を漠然と「忙しい」と捉えているうちは、どこに手を入れるかが決まりません。工程に分けると、長い工程と短い工程がはっきりします。分け方を決めておきましょう。
工程の分け方を先に決める
分ける単位は、移動、駐車、徒歩、受け渡し、記録の五つで十分です。移動は車で走っている時間、駐車は止める場所を探して置き終わるまでの時間、徒歩は車から建物までと戻るまで、受け渡しは建物の中での手続きと渡す動作、記録は端末や書類への入力です。細かく分けすぎると測るのが負担になりますから、この程度でよいでしょう。単位が決まっていれば、記録も比較もできます。はじめの一日だけでも分けて見ると、思っていた比重と違うことに気づく人が多いものです。
工程ごとの長さを一日分書き出す
測り方は難しくありません。一日のうち何件かを選び、工程ごとに時刻を控えるだけです。全件を測らなくても、傾向はつかめます。朝のうちに回る先と、混雑する時間帯に回る先の両方を測ると、条件の違いも見えます。よくあるのが、受け渡しは短いのに駐車と徒歩が長いという結果です。ここが分かれば、手を入れる場所が決まります。逆に、建物での待ちが長いという結果なら、順路の組み替えと時間帯の選び方が課題になります。測った結果に合わせて打つ手を選ぶ。この順番を守ることが大切です。
記録を続けると見込みが立つようになる
一日だけの記録でも方向は分かりますが、続けると別の価値が出てきます。行き先ごと、時間帯ごとの傾向が見えてくるのです。この建物は受付に時間がかかる、この区間は夕方に重い、この駐車場は昼に埋まる。こうした情報が蓄積されると、順路を組むときの材料になります。見込みが立つようになれば、引き受ける件数の判断も正確になります。引き受けすぎて終わらない、あるいは余裕を持ちすぎて時間が余る、という振れ幅が小さくなります。記録は改善のためだけでなく、計画のための道具にもなります。
移動と駐車に消える時間の測り方と見方
都市部で比重が大きくなるのは移動と駐車です。この二つは性質が違うので、測る視点も分けて考えます。移動は道の造りと混雑で決まり、駐車は場所の条件と運で決まります。それぞれの見方を押さえましょう。
移動の時間は区間ごとに記録する
移動の時間は、距離ではなく区間と時刻で記録します。この区間を何時に通ったら何分かかったか、という形です。名古屋市の中心部は進める方向に制約がある区間があり、直線距離が近くても遠回りになることがあります。だから距離で記録しても意味がありません。区間ごとの実測を集めると、どの経路が速いかが見えてきます。信号で待つ回数、曲がる回数も効いてきますから、同じ区間でも通る経路によって差が出ます。何度か試して短い経路を見つけたら、それを標準にする。この積み上げが一日の終わりに差として表れます。
止める場所を探す時間は行き先ごとに残す
駐車の工程は、行き先ごとに記録するのが向いています。この建物では搬入口に入れた、この建物では近くの平置きに入れた、この建物では空くまで周囲を回った。こうした記録があると、次に向かうときの段取りが決まります。機械式の駐車場は荷室の背が高い車では入れないことがありますから、入れる場所と入れない場所を分けて控えておくと確実です。建物までの距離と、台車で運べるかどうかも書いておきます。この情報は、時間だけでなく費用にも関わります。駐車料金の負担が誰になるかは契約によって違いますから、自分の負担なら記録も残してください。
徒歩の距離と待ちの時間も合わせて見る
止める場所が遠いと、徒歩の時間が伸びます。だから駐車と徒歩はセットで見る必要があります。近くに止められても料金が高い、遠いが安い、という選択もあります。時間と費用のどちらを取るかは、その日の件数と報酬の形で変わります。建物の中での待ちも記録に含めます。エレベーターが混む時間帯、受付に人が並ぶ時間帯があります。待ちが長い建物は、落ち着いた時間帯に回せないかを考えます。順路を組むときに、待ちが出やすい建物と移動の重い区間が連続しないよう並べる。この設計は記録がないとできません。
件数を増やす前に削れる工程を探す
記録が集まったら、改善の順番を決めます。先に手を入れるべきは、長くて自分で動かせる工程です。短い工程や、建物の都合で決まる工程に力を注いでも成果は小さくなります。
都市部で削りやすいのは、車を動かす回数です。一件ごとに車を動かすと、そのたびに移動と駐車の工程が発生します。歩いて回れる範囲をまとめて一度の停車で済ませれば、この二つが一回分になります。台車を使えばまとまった量を運べます。中心部では歩いて回れる範囲に複数の建物が建っていることがありますから、この方法が成り立つ場面は少なくありません。実際に歩いて距離を確かめ、どこまでまとめられるかの基準を作ってください。
次に効くのが、順路の組み直しです。近い順に並べるのをやめ、通れる方向に沿って一方向へ流れる形にします。戻る動きは回り込みを呼び、交差点で待つ回数を増やします。時間指定のある荷物は先に時刻の上へ置き、その前に余白を寄せる。混む時間帯に重い区間を通らない並べ方にする。こうした設計で、同じ件数でも終わる時刻が変わります。削る工程が見つかったら、空いた時間に件数を足す。この順番であれば、無理をせずに売上が伸びます。逆に、工程を削らないまま件数を足すと、終わる時刻が後ろにずれるだけです。疲れが溜まり、間違いも増えます。そして、報酬から燃料費や駐車料金を引いた残りが手元に入る形ですから、実費の負担が誰になるかも確かめておく必要があります。時間を作り、実費を押さえ、そのうえで件数を考える。この順序が現実的です。
よくある質問
Q1. 件数を増やせば収入は伸びますか
A1. 単価と件数の掛け算で決まるため、件数が増えれば売上は伸びます。ただし一日の時間は決まっていますから、一件あたりの時間を短くしないと件数は増えません。そして報酬から燃料費や駐車料金などの実費を引いた残りが手元に入る形です。実費の負担が誰になるかは契約によって違います。
Q2. どこに時間が消えているか分かりません
A2. 移動、駐車、徒歩、受け渡し、記録の五つに分けて、何件か時刻を控えてみてください。全件を測る必要はありません。一日分でも傾向は見えます。測った結果に合わせて手を入れる場所を決めるのが順番です。思っていた比重と違うことに気づく人が多い部分です。
Q3. 止める場所を探す時間を短くする方法はありますか
A3. 行き先ごとに、近くの平置きの駐車場、入れる高さ、建物までの距離を調べて記録しておくのが有効です。調べた情報が蓄えられていれば、現場で探す工程が短くなります。機械式の駐車場は荷室の背が高い車では入れないことがありますから、入れる場所を分けて控えておいてください。
Q4. 歩いて回る形は本当に速くなりますか
A4. 区画のなかに複数の行き先がある場合は短く済む場面が増えます。車を動かすたびに移動と駐車の工程が発生するためです。一件だけなら車で近づくほうが早いこともあります。台車で運べる距離かどうかを実際に歩いて確かめ、自分の基準を作ってください。
Q5. 順路を組み直すときの基準は何ですか
A5. 通れる方向に沿って一方向へ流れる形にすることです。戻る動きは回り込みを呼び、交差点で待つ回数を増やします。時間指定のある荷物を先に時刻の上へ置き、その前に余白を寄せます。待ちが出やすい建物と移動の重い区間が連続しないよう並べると崩れにくくなります。
Q6. 単価の高い案件を選ぶほうが早いのではないですか
A6. 単価も収入を左右する要素です。ただし案件ごとに条件が違い、一件あたりにかかる時間も違います。単価が高くても時間がかかるなら、時間当たりで見ると変わらないこともあります。条件は案件によって幅がありますので、時間の見込みと合わせて比べてください。
Q7. 記録をつける時間がもったいなく感じます
A7. はじめは負担に感じますが、記録は一度書けば次から読むだけで済みます。行き先ごとの情報が蓄えられるほど、向かう前の準備と現場で迷う時間が減ります。測るのは何件かだけでも構いません。全部を記録しようとすると続かないので、必要な範囲に絞ってください。
Q8. 収入はどのくらいになりますか
A8. 案件の内容、走れる時間、エリアの条件によって幅が大きく、一般化できません。確実に稼げる額を示す話には注意が必要です。業務委託は個人事業主としての働き方で、確定申告や社会保険、経費の負担も自分の側にあります。休んだ日の報酬が出ないのも一般的です。前提を知ってから見込みを立ててください。
まとめ
- 件数の上限は一件あたりの時間で決まります。まず工程ごとに分けて、どこが長いかを把握します。
- 都市部では移動と駐車の比重が大きくなります。配達の動作を速めても成果は小さくなりがちです。
- 移動は区間と時刻で、駐車は行き先ごとに記録する。測り方を分けると見え方が変わります。
- 車を動かす回数を減らすのが最も効きます。歩いて回れる範囲は一度の停車でまとめてください。
- 工程を削ってから件数を足す。削らずに増やすと終わる時刻が後ろへずれるだけになります。
売上を伸ばす作業は、頑張りを増やすことではなく時間の使い方を変えることです。止める場所を探す時間と区をまたぐ移動が積み上がる市街地では、この見直しが特に効いてきます。今日できる一歩は、次に走る日に何件かだけ工程ごとの時刻を控えてみることです。どこに時間が消えているかが見えれば、打つ手は自然に決まります。測ってから動いた人のほうが、無理のない形で件数を増やせています。
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手元に残る額は、報酬から実費と車の費用を引いた残りです。だから、収入を考えるときは車にかかる月々も一緒に見たほうが実際に近づきます。購入か月々定額か、どの程度の車にするか。この判断は走る距離と稼働の形によって変わってきます。
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この記事を書いた店舗
| 店舗名 | 軽バンカーマッチ名古屋笠取店 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市西区笠取町2丁目76 金城ビル1階 |
| 電話番号 | 050-1722-1126 |
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| 対応エリア | 名古屋市、清須市、あま市、北名古屋市 |